逗子という、私たちが暮らすこの街が好きです。 穏やかな海風と、東京の新しい風が流れるこの街では、 懐かしい風景と、カラフルなカルチャーが寄り添っています。 東京で長く暮らしてきた私たちにとって、 この街で暮らす日々はずっと心地よくて豊かで、 たくさんの好きな景色で溢れていました。 豆腐、古本、金物、映画、コーヒー、デザイン、写真、音楽…。 多様なカルチャーとそれを表現する人たちが、 程よい距離感で集まっている街。 そんなこの街にある私たちの好きな景色も、 少しずつ大きなコンクリートに置き換わってしまったり、 色を削がれてしまいつつあるという現状も確かにあります。 だからこそ。 街の編集社として、この街で見ている景色を形にしたい。 胸にあるこの感情を、体温を残したまま広く伝えたい。 そんな想いを全部引っくるめて、 この「雑誌逗子」に詰めこませていただきました。 逗子の穏やかで色あせた空気を残せるよう、 全てフィルムで撮りおろしています。 近くにお住まいの方も、遠方の方も。 ぜひ「雑誌逗子」を片手に、逗子の街に出かけてみてください。 ------------------------- 「雑誌逗子」（72P） 2019年11月発行 発行：アンドサタデー 編集：庄司賢吾、庄司真帆、関口雄貴 デザイン・写真：アンドサタデー -------------------------